ブラジル、リオで行われている今回のオリンピックでレスリング女子の日本代表が階級別、及びトータル獲得金メダルが5つという結果になった。
階級別のフリースタイルでは吉田沙保里選手が惜しくも銀メダルに沈むものの、直後の川井梨紗子選手が63㌔級で金メダルを獲得。
初めてのオリンピック挑戦で全戦のまま金メダルを獲得。内容もほぼ圧勝に終わった川井選手。
吉田沙保里という偉大な背中を見て育った日本女子レスリングは着実に世界を席巻しつつある内容だった。
リオ五輪 レスリング女子階級別の金メダル結果
8月17日に行われたのは48、58、69㌔級の決勝戦
48㌔級では登坂絵莉選手が逆転勝利で金メダルを獲得。
残り時間僅か13秒からの一瞬の隙を突いた逆転勝利であった。
58㌔級では伊調馨選手が4連覇を達成
川井選手の先輩であり、元々は同一階級だった伊調馨選手は前人未到の4連覇という大記録を打ち立てた。
69㌔級では土性沙羅選手が金メダルを獲得。
階級別では4階級に渡って日本代表女子選手が金メダルを手にする事になった。
吉田沙保里選手は無念の涙
一方、4連覇を伊調馨選手と共に期待されていた霊長類最強、絶対王者こと吉田沙保里は決勝戦で1-4の3ポイント差で敗北し、銀メダル獲得となった。
レスリング女子日本代表の主将として金メダルに届かなかった事を謝る吉田選手の姿があったが、これまでレスリング女子を強いと知らしめてきた吉田沙保里という人物がいなければリオでのこの活躍は実現しなかったであろうと思う。
日本レスリング女子はこれからも世界を驚かせることになるであろう内容に、若干管理人も寝不足です。。
吉田選手や伊調選手は年齢的にも今大会が最後のオリンピックになるかもしれない。
吉田選手はインタビューの際に、「最後」という言葉を何度も口にしていたのが印象に残る。
吉田沙保里は引退するのか?
年齢的にも体力的にも変化があったと数年前から話していた吉田沙保里選手。
父の訃報を乗り越え、最後の舞台としてリオ五輪に望んた可能性が高く、引退の可能性も0ではないように思う。
それでも今後も吉田沙保里選手という偉大なアスリートが残した功績はこれからのレスリングを支え続ける内容であることに間違いはない。