【響 小説家になる方法】の感想まとめ(微ネタバレ) 評価が低い理由が理解出来ない良作

漫画感想

2017年マンガ大賞に選ばれた当時すでに読んではいたんですけど、今更ながらブログをリニューアルしたのでもう1度紹介したい、個人的に面白いと感じた漫画「響~小説家になる方法~」

主人公である響はいわゆる天才少女であり、破天荒、2018年には欅坂46の人気メンバーである平手友梨奈さんが主演で「響/HIBIKI」という実写映画化もされてます。

映画についてはまた別の機会に触れようと思いますが、まずはそもそもの原作である漫画原作の感想を。

なんでしょう。

主人公に対しての批判なのか、絵に対しての批判なのか、作者への批判なのか、マンガ大賞の受賞とは裏腹に作品の評価が異様に低い風潮。

別にマンガ大賞の作品全部が面白いとは思わないけど、響に関してはフィクションヒューマンドラマとして充分に面白い作品だと思います。

響~小説家になる方法~はなぜ評価が低いのか…

Amazonでの評価数はコミックス1巻でおよそ236件。

そのうち40%が星1という評価になっており、Amazonでマンガを買わない管理人はちょっと唖然というかびっくりしました…w

あんまりネガティブな情報は頭に入れたくないんですけど、こと響に関して批判に上がってるポイントは

  • 画力が低い
  • リアリティがない
  • 作者が文学を分かっていない←え?w

もうね。作者が文学を分かっていないとか言ってる人にはね。

「そうかもしれないけど、そう感じてる貴方はマンガを分かってないですね」と言いたい。

3回ぐらい言いたい。

響のあらすじ

とある15歳の少女が応募形式を間違って応募した小説は文壇の歴史を変えるかもしれないほどの天才的な作品であった。

作品の応募を受けた出版社はどうにかしてこの作品を世に出すべく奮闘。

後に響という1人の少女にたどり着く。

しかし、響自身は人間として欠陥だらけ。素行も悪く感情に任せて動き続けるがゆえに周囲との軋轢も多くなる。必死でサポートする周囲の人々。

紆余曲折を経て応募した、直木賞、芥川賞の結果は史上最年少のダブル受賞。

この出来事をキッカケに少しずつ表舞台に出る響とそれを追いかけるマスコミ達。

面白くない小説はゴミのような扱いをする反面、知っている小説家と会うだけで人が変わったようにミーハーになったりと掴みどころがない響。

響を表に出したくない幼馴染、小説家の娘など様々な人間模様によって、響の突き抜けた才能が周囲の何かを動かしていくといった”自覚のない天才”を描いた作品である。

画力は確かに高くないし、むしろ低い

マンガを読んでいて内容以前に合う、合わないというポイントにおいて画力は結構重要な部分だというのは理解出来るし、この作品が画力が高い作品だとは思いません(どないやねん)

主人公であり、ヒロインという立ち位置の響も決して可愛いキャラかと言われればそうではないし、むしろ人間としては欠陥だらけ。

他のキャラに関しても特にデザインという部分に関してキレイだなと思える描写はそんなにない。

逆に筆者からすれば、そんなに絵が上手い訳でもないのになんでこの作品は面白いんだろう?っていう見方になってしまう。

文学×リアリティーとかはナンセンスじゃないのか

さて、次はよくやり玉に挙げられている、文学というテーマの問題とリアリティーがないというポイントについて。

どうもこの作品を批判している人はテーマが文学であることと、天才小説家として描写されている響の文章自体が出て来ないという点について不満がありそうなように見受けられる。

これはこれで面白い現象だと筆者は思っていて色々と深く想像してしまう。

「あれ?なんか響に嫉妬してません?」的なw

そもそも、この作品を通して作者である柳本光晴先生が魅せたいのはあくまでもヒューマニズムであり、おそらく文学の魅力ではない。っと思う。

一要素として文学の魅力を伝えたいと思っていると見受けられるポイントもいくつかあるし、小説家ネタで言えばわりと豊富に作中には見られる。

しかし、あくまでこの作品はマンガ。小説ではない。

格闘漫画の作者は世界チャンピオンなのか?という同列の疑問

作品例をここでは挙げないけれど、ジャンルは違えど響のように天才、破天荒、自分勝手だが1つの事柄だけは人よりも優れているというマンガ作品は多い。

もし響という作品を書くにあたって”素人”に文学を知らないと指摘されなければいけないのであれば、医者のマンガは医者でなければ描けないし、格闘漫画は世界チャンピオンでなければ描けない。(もちろん極論過ぎるのは分かっているけど)

リアリティがないのは当然であると思って読まなければ受け入れられない。これはマンガなのだから。

文学をテーマにしているという性質上、作者もそういった批判を浴びるのは覚悟してたんじゃないかと思えるくらいに、結果的にはこの作品に振り回されている。価値観を壊されている。

良くも悪くも影響を及ぼす作品ではあるのかな?

別に合わないと感じれば読まなければ良いだけだと思うんですけど、この感覚はどこかおかしいのでしょうかね。

鳥山明も舞空術は出来ないんだよ

流石に蛇足かなーとは思いますけど、マンガってこういうもんだと思います。

別に取り上げたテーマに造詣が深くなければいけないという訳ではないし、現に筆者の好きなキングダムなんかは史書の記述が無さすぎるから作者が自分で脚本してるし。

あと、この作品を読むにあたって注意したいのは「響」という奇っ怪な天才人間を観察できるかどうか、、ですかね。

肯定も否定も同調もしない方が良い。

そんな面白いマンガです。

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